序章 国際経済をどう読むか―二つの不均衡を考える 1
第1章 円高への歩み 13
1 円高への前史① 15
2 円高への前史② 24
3 G5合意と円高への移行 37
第2章 国際収支の均衡·不均衡 53
1 国際収支表の読み方 54
2 国際収支の不均衡とは何か 71
3 経常収支不均衡の原因 79
4 今日の不均衡問題 81
第3章 日本の貿易構造と経済摩擦 89
1 日本の輸出構造 90
2 日本の輸入構造 96
3 比較優位の理論と経済摩擦 100
4 日本の経常黒字は構造的か 119
5 経常収支不均衡と日米の調整政策 128
第4章 資本移動と為替レート 135
1 経常収支と資本収支 137
2 わが国資本収支の推移 139
3 国際資金循環の推移 144
4 資本移動の決定要因 148
5 外国為替市場 152
6 為替レートのオーバーシュート 161
7 国際資本移動の理論と実際 163
8 わが国の対外資産残高の推移 174
第5章 発展途上国の累積債務 179
1 累積債務問題の背景 180
2 累積債務危機の進展 185
3 G5合意とバーカー構想 190
4 ラテン?アメリカ諸国とアジア諸国の相違 200
5 債務問題と日本の役割 217
参考文献 223