1章 知ると知らぬとで大きな損得 3
1 サラリーマンの妻と年金の手続き 3
2 年金の繰上げ支給 7
3 年金の繰下げ支給 11
2章 年金制度の仕組み 15
1 年金制度は親孝行の社会版 15
2 適用の方法と老後の年金 19
3章 昭和61年改正の評価と課題 27
1 基礎年金の導入 27
2 給付水準の抑制 29
3 給付抑制の手法と評価 32
4 改革の背景と必要性 35
4章 年金制度の基本理念 40
1 年金制度の哲学 40
2 恩恵的給付と労働階級への「あめ」 42
3 年金の権利と企業社会 44
4 生活の社会化と世代間扶養 46
5 各国の標準的な年金水準 48
6 年金制度の構造の基本原則 50
5章 年金財政の将来予測の経緯 52
1 高齢化社会と六五歳支給案 52
2 静態計算の財政予測 53
3 財政再計算と予測の変化 57
6章 高齢化と世代間の適正配分 62
1 年金の代替率はグロスかネットか 62
2 ドイツの年金改革の内容 65
3 世代間の適正な分配 67
4 引退年齢の弾力化 69
5 経済成長と高齢化の負担 70
7章 欧米の新しいライフ·スタイル 74
1 欧米と日本の支給年齢 74
2 オランダとフランス 78
3 ドイツ 80
4 イギリスとアメリカ 82
5 スウェーデン 84
6 欧米の新しいライフ·スタイル 86
7 日本への示 88
8章 厚生年金の65歳支給案 92
1 六五歳までの就労と年金 92
2 部分年金は成功しているか 96
3 六五歳支給の試案 109
4 報酬額と年金の代替率 114
9章 基礎年金と国民皆年金 118
1 国民年金の空洞化 118
2 外国の基礎年金 122
3 税方式への移行 124
4 皆年金のために 128
10章 年金制度の一元化 133
1 年金制度の一元化*とはなにか 133
2 これまでの経緯 136
3 報酬比例年金の一元化 139
4 基礎年金と一元化 144
5 一元化と厚生年金基金 151
11章 厚生年金基金による代行の将来 156
1 賦課方式と積立方式 156
2 基金による代行の効果 159
3 公正年金財政の見通し 162
4 公的年金と私的年金の調整 170
5 適格年金的と厚生年金基金 181
12章 年金制度の損得論 192
1 公私年金の違いと損得論 192
2 損得論と日本の特殊性 194
3 公的年金とはなにか 197
13章 諸外国の年金制度 204
1 イギリスの現状と日本への教訓 204
2 韓国と中国の年金制度 211
3 チリの年金改革 216
4 オーストリアとニュージーランド 220
14章 残された課題と将来の展望 224
1 アメリカの年金制度の長所と欠点 224
2 日本の年金制度の長所と欠点 226
3 女性の年金 229
4 月収か年収か 234
5 年金の繰上げ·繰下げ支給率 237
6 厚生年金基金と免除料率 242
7 21世紀のための年金改革 244